「それ聞いてみたい」特集②NISAとは?

Last Updated on 2024年8月2日 by 高橋 晃太郎

Q1;今年話題になっているNISAって何ですか?

簡単な事例:株式100万円投資→翌年120万円になりました。

通常の特定口座→利益は税金(20.315%)が引かれて159,370円

基本的内容は下記制度概要図をご参照下さい。(日本証券業協会資料)

Q2;新NISAって何でこんなに話題になったの?

新NISAは従来の内容と比べ画期的に発展し使いやすくなりました。代表的な改定は①非課税保有期間が無期限になったこと②非課税投資額が大幅に拡大されたこと③つみたて投資と成長投資(一括で投資すること)が併用できるようになったこと等が挙げられます。これからNISA口座を使い投資を始める方は新NISAの内容だけ覚えれば良いと思いますが、従来からの投資家にとっては画期的な改定であったことと、国民に向けてのPR効果も相まってかなりの話題になりました。

Q3;NISA口座はどこで開設できるの?

NISA口座は証券会社をはじめ、銀行・信託銀行・信用金庫等の金融機関、また一部の生命保険会社等で開設できます。金融機関によって投資できる商品の種類や数が異なります。手続きは一般的に窓口・郵送・インターネット等で行います。申込み方法や必要書類については必ず金融機関に確認しましょう。

Q4;NISA口座で投資できる商品は何があるの?

「つみたて投資枠」→長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託で金融庁に届け出て認可を得ているもの。

「成長投資枠」→上場株式や上場投資信託(ETF)、公募型投資信託等。

※幅広い層の投資家に人気がある毎月分配型については「資産を成長させる」というNISAの趣旨に合わず新NISA口座対象商品からは除外されました。代わりに隔月分配型が登場しております。

Q5;NISA口座は複数の金融機関で開設できるの?

NISA口座は全ての金融機関を通じて1人につき1口座しか開設できません。年単位で金融機関を変更することはできますが各勘定年において1つのNISA口座でのみ買付可能です。注意点として変更したい年に1度でもNISA口座で投資するとその年は変更できず、翌年の勘定から変更が可能です。また変更前のNISA保有商品は変更後の金融機関に移管できません。手続き方法については必ず金融機関に確認しましょう。

Q6;NISA口座を開いたら何から始めれば良いの?

金融機関の担当者を通してNISAの口座開設をした方は、まずは運用に関する相談のアポイントを取って話を聞きましょう。勿論相談してすぐ契約する必要はありません。「運用する目的」や「運用する期間」「どのような運用に興味があるか」「どの位の予算で運用を考えているか」など、漠然とでも担当者に伝えるとあなたに合った提案をしてくれるでしょう。まとまった資金がない方でも将来に向けてつみたてNISAを少額から始めることもできます。一方NISAをきっかけに投資について自分で勉強したい、その為にネットで証券口座とNISA口座を開いたという方もいるでしょう。今の時代ネットやSNSには情報が溢れており、本屋に行けばNISAがテーマの雑誌や本が沢山置いてあります。NISAとはいえ基本的に元本保証のないリスク商品に投資しますので闇雲に商品を選ぶのではなくある程度の知識は身につけて臨む方が良いでしょう。

※当事務所代表は証券外務員資格を保有しIFAとして認定されておりますのでNISAに関しても相談・申込みができます。

まずはお話だけでも構いません。気軽に問合せ下さい→高橋FP総合事務所お問合せ

Q7;NISAの年間投資枠に載っている金額がないとできないの?

いいえ、「つみたて投資枠」「成長投資枠」両方とも投資枠の範囲内で無理なく投資することができます。例えばつみたてNISAは年間の上限が120万円なので月に最大10万円まで積立てられます。「毎月の給料の中から3万円だけ積立てる」でもOKです。同様に成長投資枠も年間240万円という上限はありますが、「ボーナスが入ったので100万円投資してみる」でも大丈夫です。

Q8;NISAで投資したらいつまで解約できないの?

解約(売却)はいつでも可能です。ただしNISAには「将来に向けた国民の資産形成を促す」という大切な趣旨があります。年齢層により投資期間は違ってきますがある程度中長期的に保有し成長させていくことが望ましいでしょう。勿論使い道は自由ですから、自分自身で目的を決めるのも方法の1つです。「老後の生活費の足しにする」「退職金代わりに積立てる」「10年後夫婦で世界旅行をするための資金にしたい」「子供の教育費に備えたい」「将来別荘を買いたい」等々、何か目標を持つ事も良い動機付けになるかと思います。

※NISA枠で投資した商品を売却した場合、その投資金額分NISA枠が復活します。

今回の特集は以上です。NISAに関してはまだ他にも様々なポイントがありますが、私が実際にお客様対応をする中でよく聞かれる項目を抜粋し解説しております。「それでは未来の資産形成のため、まずは一歩を踏み出しましょう。」

※当記事はNISAの基本的内容を理解する目的で書かれております。NISA口座で投資する株式や投資信託等は元本保証ではなく必ず儲かるものではありません。投資する場合は商品性・リスク・諸費用等よく確認し十分理解した上で自己責任の下実施して下さい。

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